ニュージーランドとビールの歴史
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ビールを愛する国
ニュージーランドでビールが造られるようになったのは、19世紀の初め頃。当時のビールはとても高価で、1杯飲むのにも労働者の日給の5分の1程度が必要なほどでした。それにもかかわらず、彼らは1日の仕事を終えると、必ずと言っていいほどビールを飲みに酒場へ繰り出していたそうです。
時は流れ、現代。金曜日の16時にもなると、レストランやバーにはネクタイを緩めた人の姿をちらほらと見かけます。仕事を早めに切り上げて、気の合う仲間たちとビールを楽しんでいるのです。そんな早い時間からのビールなんて日本では考えにくいことですが、ニュージーランドでは一般的な風景です。そして、彼らの手にしているビールの色の豊富なこと!黄金色のラガービールに、オレンジ色のエールビール、落ち着いた色見のブラックビールなど、実に様々なのです。それもそのはず。ニュージーランドには地ビールを含め、230種類以上ものビールがあるのですから。まさにニュージーランドは、ビールを愛する国だと言えるでしょう。
エールとラガーとニュージーランド
ビールは、エールとラガーの2種類に大別することができます。エールとは、20℃前後で短時間に麦芽を発酵させて造ったビールのこと。ヨーロッパやドイツを中心に、エールビールは世界中に広まっていきました。一方ラガーは、10℃以下の低温でじっくりと麦芽を発酵させて造ったビールのこと。開発当初、ラガービールはあまり普及しませんでしたが(10℃以下の環境を作るのが難しかったため)、冷却機の発明と同時に、爆発的に世界中に広まっていきました。
エールビールが主流の国、ラガービールが主流の国など、通常であればどちらか一方のビールに偏ってしまいがちです。しかし、ニュージーランドは両方のビールが主流になっている珍しい国なのです。エールビールのTui (トゥイ)、ラガービールのExport Gold(エキスポートゴールド)、どちらもニュージーランドの人気ビールです。